瀬田貞二 作・林 明子絵
素敵ななぞかけ。ひみつと秘密が結ぶ、とても暖かい家族のお話。
読み聞かせなら就学前から、自分で読むなら小学校低学年~中学年向け。
なぞが生まれて解かれていく展開はワクワクします。
家の中で物語が完結するのに、冒険心をくすぐるのは凄いのひとこと。
あらすじ
あさ、まみこはおかあさんに
「きょうはなんのひかしってる?」とよびかけ、
ひとつヒントをのこしてがっこうへといきました。
おかあさんがまみこのヒントのばしょへいくと
またあたらしいヒントがあって……
感動のラストにびっくり
非常に緻密なストーリーが、家の中で探して見つけての繰り返しで
とても親しみやすく描かれていてすぐ入り込めてしまいます。
お母さんとお父さんがまみこを、まみこがお母さんとお父さんを、
お互いに思い合う姿は心が温まります。
絵本でこんな見事な伏線回収が見れるとは驚きです。
この本を読んだ後、家じゅうがお子さんの手紙だらけになるかも知れませんね。
コメント